防音効果

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一度気になると、無意識で聞こうとしてしまったり、以前の環境との比較をしがちな住宅における音のお悩み…。騒音には、「入ってくる音」が気になるお客様が多いですが、自宅から「出ていく音」が気になってしまう場合もあります。いずれにせよ、快適な暮らしの妨げになっている音のお悩み解決に内窓(二重サッシ)の導入は効果を発揮します。

目次

内窓(二重サッシ)で解決できる騒音とは?

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車の騒音、電車の音、話し声、ピアノ音などの音は空気の振動によって伝わるため、空気の通り道への対策が防音の重要なポイントです。

窓などの開口部は、まさに外部に面しているので騒音がもっとも入りやすい場所。特に「高気密・高断熱住宅」や「コンクリート造住宅」の場合、その他の建物に比べて空気の出入りが制限されているため、窓はより一層、音に対して弱い部分になります。

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マンションの上階から床を伝わる音やお隣から壁を伝わってくる振動音以外の騒音でお悩みの場合、窓などの開口部への対策が、住まいの防音を左右するカギになります。

騒音の原因が「窓」にある理由

【原因1】

遮音材として薄い窓ガラス

一般的な窓ガラスの厚みは3mm〜5mmとなっており、一般的な建物の壁圧である150mmと比較すると1/50〜1/30と圧倒的に薄くなっています。

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【原因2】

気密性に課題がある窓ガラス

通常開閉出来る窓にはスムーズな動きを妨げないよう遊び(隙間)が存在します。音を伝える空気はこの隙間を通して住まいに侵入してきます。

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遮音材としての「薄さ」、避けることができない「隙間」この2点を対策することが重要です。

窓の防音対策に有効な方法一覧

窓の防音対策に有効な方法は大きく5つあります。

  1. 内窓(二重サッシ)の設置
  2. 外窓のサッシ交換
  3. 外窓のガラス交換
  4. 遮音カーテンの設置
  5. 防音雨戸への交換
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弊社は、窓まわり専門店ですので、全ての防音対策のご対応が可能です。但し、費用対効果の観点から、最も効果的な「1.内窓(二重サッシ)設置」から、まず対策することをおすすめしております。

内窓(二重サッシ)設置をおすすめする理由

まず、私たちが防音効果を計算する際の方程式を簡単に表した内容をご紹介致します。

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遮音材の質量=重い材料です。窓の場合「ガラス」が大きく防音効果を左右します。

重さと防音性能の関係

質量が大きければ大きいほど、音をはね返す力は強くなります。この法則を質量則といいます。 例えば、防音カーテンとガラスをこの質量の観点から比較してみましょう。

ガラスに比べて、一般的な遮音カーテンの重量は約1/10の重さしかありません。特に高周波の音にたいしては圧倒的な効果の差が現れます。

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気密性(密着性)の高さと防音性の関係

音を伝える空気は窓の隙間を通して住まいに侵入してきます。その空気(音)の流れを遮断するために密着性の良い内窓を設置することが防音対策には最も効果的となってきます。

内窓(二重サッシ)だから生まれる「中間空気層」が音を通しにくくする!

内窓を新設すると、既存の外窓との間に空気層ができます。この「中間空気層」が、音の伝わりをクッションの効果で通しにくくします。

外から入った音は、外窓のサッシの振動、サッシの隙間を通過した後、外窓と内窓のガラス間を反射し、「緩和された音」として室内侵入音として入ってきます。中間の空気層によって、入ってくる音自体が減ります。中間空気層は内窓だからこそ、生まれる効果です。

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内窓をおすすめする理由のまとめ

  1. 内窓を設置し窓を二重にすることによって窓全体の気密性が向上します。
  2. 内窓の素材を密着性の高い樹脂製にすることで、空気(騒音)の通り道を塞ぎます。

騒音によって異なる最適なガラス種類

一般的にガラスは、重い(厚い)ガラス程、防音に効果を発揮します。但し、気になる音の種類によっては、最適なガラスが異なります。ピアノ等の高音で悩んでいる方は、厚いガラス。車のマフラー音やウーファーの低音等、低い音でお悩みの方は、厚いガラスよりも薄いガラスの方が効果的です。

ガラスはその厚さによって弱点となる音域が異なるため、内窓に設置するガラスも防音効果を高める重要な検討点となります。まずはご自宅の騒音の種類を見極めてしっかり防音対策をしましょう。音が入り混じって、高いのか、低いのかすらわからない…という方には、「防音合わせガラス」をおすすめ致します。

防音合わせガラスは、2枚のガラスに防音特殊フィルムを加熱圧着で挟んでいます。この防音特殊フィルムにより、高音域~低音域までの音域全体でガラスの振動を防ぐため高い防音性能を発揮します。

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